健診で尿酸値が高いと言われたら?結果票を持って内科に相談する目安
健康診断で尿酸値について指摘されても、痛みがなければ、受診が必要か迷うことがあります。まず結果票に書かれた数値と「要再検査」「受診を勧める」といった判定・コメントを確認してください。
この記事は、健診後に相談するための準備を整理するものです。数値だけで痛風と決めたり、薬が必要かを自己判断したりするためのものではありません。
「尿酸値が高い」と「痛風」は同じ意味ではありません
尿酸値は血液中の尿酸の濃度を示します。一般に7.0mg/dLを超える状態を高尿酸血症と呼びますが、尿酸値が高いことだけで痛風と診断されるわけではありません。
検査結果の意味や必要な対応は、症状、過去の値、ほかの検査結果、服用中の薬なども合わせて考えます。「何mg/dLなら全員が薬を飲む」と、この記事の数値だけで判断することはできません。
痛みがなくても、結果票の受診案内を先送りしない
健診で受診を勧められた場合は、症状がないことを理由に、そのまま放置しないでください。まず内科や、健診を受けた医療機関へ結果を持って相談できます。通院中の方は担当医にも結果を伝えましょう。
再検査の時期や内容は一人ひとり異なります。食事などを変えて数値が下がるのを待ってからでなければ相談できない、ということではありません。
関節の強い痛みや腫れがあるときは、健診の相談とは分けて考える
足などの関節に急な強い痛み、赤み、腫れが出た場合は、尿酸値だけで原因を痛風と決めず、早めに医療機関へ相談してください。発熱を伴うなど、ほかにも気になる症状があるときは、そのことも伝えてください。
健診結果を確認する通常の相談と、今起きている症状への対応は分けて考える必要があります。受診先や緊急度に迷う場合も、現在の症状を具体的に伝えて相談しましょう。
相談前に確認しておくもの
- 今回の健診結果票:尿酸値のページに加え、ほかの検査や判定も分かるもの
- 過去の健診・採血の結果:手元にあれば、値の変化が分かる資料
- お薬手帳など:服用中の薬やサプリメントが分かるもの
- 気になる症状:いつ、どこが、どのように痛むか
- 関節痛や尿路結石など、これまでに指摘された病気
- 食事、飲酒、体重の変化など、相談したい生活上のこと
すべてをそろえるために受診を遅らせる必要はありません。分かる範囲で整理し、資料がない場合もそのことを伝えてください。
自己判断で薬や水分量を変えない
尿酸値について指摘されたからといって、服用中の薬を自分で中止したり、ほかの人の薬を飲んだりしないでください。食事や飲酒をどう見直すかも、普段の生活や病状に合わせて相談できます。
持病で水分量の指示を受けている方もいるため、全員に同じ飲水量を勧めるものではありません。具体的な治療や生活上の注意は、診察で確認してください。
八丁堀3丁目クリニックで相談する際は
診療の案内は痛風・高尿酸血症の診療、初診の持ち物・予約方法は初めて受診される方へをご覧ください。検査項目、当日の実施や結果説明、食事・飲水の準備は、必要に応じて来院前に確認してください。
健診で複数の項目を指摘され、何科を受診するか迷う場合は、健診の再検査・要精密検査の案内もご参照ください。
よくある質問
尿酸値が高くても、痛みがなければ相談しなくてよいですか?
痛みがないだけで対応が不要とは判断できません。結果票の判定や受診案内を確認し、医師へ相談してください。
一度高い値が出たら、すぐ薬が必要ですか?
一度の数値だけで、全員に同じ治療が決まるわけではありません。過去の結果や症状なども合わせて、必要な対応を医師が判断します。
受診前に食事を抜いた方がよいですか?
予定する検査によって準備が異なるため、来院先に確認してください。この記事で一律に絶食を指定するものではありません。
執筆・医学監修: 石田 和也(院長)