疾患

骨粗鬆症・骨密度検査 — 中央区の骨粗しょう検査と前腕DXAでの測定

八丁堀3丁目クリニックでは、前腕(橈骨)のDXA法による骨密度測定を行っています。中央区の骨粗しょう検査の実施医療機関で、受診券をお持ちの方はお電話でご予約いただけます。測定のみであれば10分程度で、単独でも受けていただけます。腰椎・大腿骨近位部の測定や背骨の画像評価が必要な場合は、対応可能な医療機関をご案内します。

監修: 神野 晃介(副院長)公開日: 最終更新日:

八丁堀3丁目クリニックの骨密度評価について

八丁堀3丁目クリニックでは、中央区の骨粗しょう検査の実施医療機関として、前腕(橈骨)の骨密度をDXA法で測定しています。骨粗鬆症は自覚症状のないまま進み、骨折して初めて気づかれることが少なくありません。骨密度の測定は、骨の状態を数値で確かめる手がかりになります。

骨密度の測定にはいくつかの部位と方法があり、八丁堀3丁目クリニックで測定できるのは前腕だけです。腰椎や大腿骨の測定が必要と判断した場合には、対応可能な医療機関をご案内します。受診の前に見通しを持っていただけるよう、八丁堀3丁目クリニックで行うことと院外にご案内することを先にお示しします。

骨粗鬆症という病気そのものの説明(原因・症状・診断基準・薬物療法・栄養と運動)は、医承会グループの疾患解説ページにまとめています。このページでは、八丁堀3丁目クリニックで何がどこまでできるのかをご案内します。

  • 中央区から骨粗しょう検査の受診券が届いた方 — 受診券をお持ちのうえ、お電話でご予約ください
  • 骨の状態が気になる方、健診や他の医療機関で骨密度の低下を指摘された方 — 症状やこれまでの経過をうかがい、必要と判断した場合に骨密度を測定します
  • すでに骨粗鬆症と診断されている方、治療や経過観察について相談したい方 — これまでの検査結果や治療の内容をうかがい、八丁堀3丁目クリニックで対応できる範囲と、院外の検査や診療が必要な範囲をご説明します

八丁堀3丁目クリニックで行うこと、院外の医療機関をご案内すること

前腕の測定では、非利き腕を用います。その側に骨折の既往がある場合は反対側で測定します。結果は、若年成人平均値(YAM)に対する割合で表示されます。診療ガイドラインでは、前腕で測定した骨密度を診断に用いる場合は、この割合のみを使うこととされています。測定後に結果をご説明します。

骨密度だけで診断が決まるわけではありません。過去の骨折の有無とその起こりかた、使用しているお薬、骨がもろくなるほかの病気の可能性などを確認し、必要に応じて背骨の画像評価や追加検査をご案内したうえで総合的に判断します。

副腎皮質ステロイドなど、骨折のリスクに影響するお薬を使用している方は、お薬手帳など、お薬の名称と使用期間が分かるものをお持ちください。お薬の内容によっては、治療を受けている医療機関での評価や、対応可能な医療機関での追加の検査をご案内することがあります。

八丁堀3丁目クリニックでの対応範囲は、次のとおりです。

  • 中央区の骨粗しょう検査 — 八丁堀3丁目クリニックで行います
  • 前腕(橈骨)の骨密度測定(DXA法) — 八丁堀3丁目クリニックで行います
  • 測定後の結果の説明 — 八丁堀3丁目クリニックで行います
  • 骨粗鬆症の治療薬の処方 — 治療が必要と判断した場合、院外処方箋を発行することがあります。お薬は院外の保険薬局でお受け取りいただきます
  • 腰椎・大腿骨近位部の骨密度測定 — 八丁堀3丁目クリニックでは行っていません。対応可能な医療機関をご案内します
  • 背骨の画像による椎体骨折の評価(症状のない骨折を含む) — 対応可能な医療機関をご案内します
  • 骨折そのものの治療 — 対応可能な医療機関をご案内します

中央区の骨粗しょう検査

中央区は、年度末の3月31日時点で40歳以上かつ偶数歳となる女性区民を対象に、骨粗しょう検査を実施しています。2年に1回受けられる検査です。対象の方には中央区から受診券が郵送されますので、区への申し込みは必要ありません。八丁堀3丁目クリニックは実施医療機関のひとつです。受診券が届いたら、お電話でご予約ください。

八丁堀3丁目クリニックでは、この検査を前腕(橈骨)のDXA法で行います。測定にかかる時間は10分程度です。測定後に結果をご説明します。

検査の費用は中央区が負担するため、自己負担はありません。ただし、検査の結果、あらためて診察や追加の検査、治療が必要と判断された場合には、それらは通常の保険診療となり、自己負担が生じることがあります。

骨粗しょう検査は、単独でも受けていただけます。ただし、中央区の制度上、骨粗しょう検査だけを先に受けた場合、後日、特定健康診査等と、胃がん・子宮がん・乳がん以外のがん検診等を受けることができません。受診券に記載されたほかの検査もお考えの方は、ご予約の際にお知らせください。

対象となる方の範囲・受診できる期間・受診券の発送時期は中央区が定めており、年度によって変わることがあります。最新の内容は、受診券に記載の内容と中央区の公式ページでご確認ください。

院外の医療機関をご案内する場合

以下のような場合には、八丁堀3丁目クリニックでの対応にとどまらず、対応可能な医療機関をご案内します。骨密度の測定部位が前腕だけであることだけが理由ではありません。

  • 腰椎や大腿骨近位部の骨密度測定が必要と判断した場合
  • 症状のない椎体骨折を含め、背骨の画像による評価が必要と判断した場合
  • 背骨、脚の付け根、手首、肩などの骨折が疑われる場合
  • 骨がもろくなる他の病気との区別に、追加の検査が必要と判断した場合
  • 骨折のリスクが高く、専門的な検討のうえで治療薬を選ぶ必要がある場合
  • 治療の効果を確かめるために、腰椎や大腿骨近位部の測定が必要と判断した場合
  • 骨折そのものの治療が必要な場合

よくあるご質問

Q. 中央区から骨粗しょう検査の受診券が届きました。八丁堀3丁目クリニックで受けられますか。

A. 八丁堀3丁目クリニックは中央区の骨粗しょう検査の実施医療機関です。受診券をお持ちのうえ、お電話でご予約ください。

骨密度の測定は前腕(橈骨)で行います。測定にかかる時間は10分程度です。測定後に結果をご説明します。

対象は年度末の3月31日時点で40歳以上かつ偶数歳の女性区民です。受診できる期間やお持ちいただくものは中央区が定めており、年度によって変わることがあります。受診券に記載の内容と、中央区の公式ページをご確認ください。

骨粗しょう検査以外の健康診査・がん検診等も受ける予定がある方は、受診する順序にご注意ください。骨粗しょう検査だけを先に受けると、後日、特定健康診査等と、胃がん・子宮がん・乳がん以外のがん検診等を受けることができません。ご予約の際に、受診券に記載されたほかの検査項目についてもお知らせください。

Q. 中央区で働いていますが、区民ではありません。骨粗しょう検査を受けられますか。

A. 中央区の骨粗しょう検査は、中央区にお住まいの方を対象とした事業です。区外にお住まいの方は、この検査の対象にはなりません。

お住まいの区市町村でも骨粗鬆症に関する検診が行われていることがあります。お手元に届く案内をご確認ください。

骨の状態が気になる場合には、区の検査とは別に、通常の診療のなかでご相談いただけます。症状やこれまでの経過をうかがい、必要と判断した場合に骨密度を測定します。

Q. 骨密度を測る場所が前腕だけということは、簡易な検査なのでしょうか。

A. 前腕のDXAは、前腕の骨密度を数値で測定する検査です。

一方、原発性骨粗鬆症の骨密度の評価では、腰椎または大腿骨近位部のDXAによる測定が原則とされています。診療ガイドラインで前腕骨が挙げられているのは、脊椎の変形や手術を受けた後など、患者さんの状態によって腰椎と大腿骨近位部のいずれも適切に測定・評価できない場合です。

八丁堀3丁目クリニックでは、腰椎・大腿骨近位部の測定は行っていません。前腕の測定結果を、これまでの骨折の有無、お使いのお薬、ほかの病気の状況などとあわせて判断し、腰椎や大腿骨近位部の測定、背骨の画像による評価が必要と考えられる場合には、対応可能な医療機関をご案内します。

Q. 骨密度の数値は、原発性骨粗鬆症の骨密度基準に該当しませんでした。骨折の心配はないのでしょうか。

A. 骨密度が原発性骨粗鬆症の骨密度基準に該当しなかったことは、一つの良い情報です。ただし、骨折の起こりやすさは骨密度だけで決まるわけではありません。

これまでの骨折の有無とその起こりかた、年齢、転びやすさ、お使いのお薬、骨がもろくなるほかの病気などをあわせて評価します。過去の骨折の種類によっては、骨密度の数値だけで骨粗鬆症ではないと判断できない場合があります。

必要に応じて、腰椎・大腿骨近位部の骨密度測定、背骨の画像による評価、経過観察などをご案内します。気になることがあれば、診察の際にお尋ねください。

Q. 骨粗鬆症と診断されたら、八丁堀3丁目クリニックで治療を受けられますか。

A. 骨粗鬆症の治療が必要と判断した場合、八丁堀3丁目クリニックで院外処方箋を発行することがあります。お薬は院外の保険薬局でお受け取りいただきます。

骨折のリスクが高く専門的な検討を要する場合や、治療の効果を確かめるために腰椎・大腿骨近位部の測定が必要な場合には、対応可能な医療機関をご案内します。

骨粗鬆症のお薬は、種類によって使用できる期間や中止のしかたが異なります。自己判断で中断せず、ご相談ください。

Q. 骨密度検査は痛いですか。時間はどのくらいかかりますか。

A. 前腕のDXAは、通常、検査そのものに痛みを伴いません。腕を一定の位置に置いて測定します。腕や肩に痛みがある方は、測定前にお知らせください。

骨密度の測定のみを行う場合、10分程度です。診察や他の検査とあわせて受けていただく場合は、これより時間がかかります。

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  • 診療時間・アクセス

    宝町駅 徒歩2分・八丁堀駅 徒歩5分。平日夜 19時まで・土曜午前も診療

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  • 石田和也 院長のご紹介

    院長・内科専門医。京都大学医学部卒・MPH 取得。医承会グループ理事長

  • 神野晃介 副院長のご紹介

    副院長・内科専門医・糖尿病専門医・内分泌代謝科専門医。糖尿病・内分泌代謝・生活習慣病全般の外来を担当

  • 甲状腺疾患の診療

    甲状腺機能亢進症は骨密度が低下する原因となる病気の一つです

  • 糖尿病の診療

    糖尿病では骨密度が保たれていても骨折のリスクが高まることが知られています

参考文献

  1. 骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2025年版」 ライフサイエンス出版, 2025 [Link]
  2. 日本骨代謝学会「原発性骨粗鬆症の診断基準(2012年度改訂版)」, 2013 [Link]
  3. 中央区「健康診査、がん検診等」 [Link]