症状
のどの渇き・頻尿 — 考えられる原因・受診の目安・何科を受診すべきか
のどの渇き(口渇)が続き、水分を多く摂っているのに潤わない、トイレの回数が増えた(頻尿・多尿)という症状がある場合、糖尿病の可能性があります。特にのどの渇きと頻尿が同時に現れている場合は早めの受診をお勧めします。八丁堀3丁目クリニック(東京都中央区八丁堀・宝町駅徒歩3分)は糖尿病内科を標榜しており、院内でのHbA1c迅速測定により当日の診断と治療開始が可能です。
早急な受診が必要なサイン
のどの渇き・頻尿に加えて以下の症状がある場合は、糖尿病の急性合併症(糖尿病性ケトアシドーシス等)の可能性があり、速やかに受診してください:
- 急激な体重減少(食事量が変わらないのに数kg減った)
- 強い倦怠感・吐き気・腹痛・意識がぼんやりする
- 果物が腐ったような甘い口臭(ケトン体の臭い)
これらは糖尿病性ケトアシドーシスの兆候であり、特に1型糖尿病の初発時に見られることがあります。夜間・休日であっても救急外来を受診してください。
こんな症状ありませんか?
以下のような症状が続いている方は、糖尿病をはじめとする代謝性疾患の可能性があり、受診をご検討ください。「のどが渇く」「トイレが近い」は日常的に起こりうる症状ですが、2週間以上続く場合は注意が必要です。
- 普段より明らかにのどが渇く、水分をいくら飲んでも潤った感じがしない
- トイレの回数が増えた(特に夜間に2回以上起きる)
- 1回あたりの尿の量が増えた(多尿)
- 水分摂取量が明らかに増えている(1日3リットル以上)
- 食事量は変わらないのに体重が減ってきた
- 全身のだるさ・疲れやすさが続いている
- 目がかすむ、視力が落ちた気がする
- 健診で血糖値やHbA1cの異常を指摘されたことがある
考えられる原因・疾患
のどの渇き(口渇)と頻尿が同時に続く場合、体内の水分バランスや血糖値の異常が背景にある可能性があります。以下に主な原因をご紹介します。
糖尿病(2型糖尿病)
最も頻度の高い原因です。血糖値が慢性的に高い状態が続くと、腎臓が余分なブドウ糖を尿中に排出しようとして尿量が増加し(多尿)、体内の水分が失われることで強いのどの渇き(口渇)を感じます。日本人の成人の約6人に1人が糖尿病またはその予備群と言われており、初期には自覚症状がほとんどないため、のどの渇きや頻尿が現れた時点ではすでに血糖コントロールが悪化している可能性があります。八丁堀3丁目クリニックでは糖尿病内科として、院内でのHbA1c迅速測定(採血後約10分で結果)に対応しています。
→ 糖尿病の詳しい解説と八丁堀3丁目クリニックでの治療(/conditions/diabetes/)
1型糖尿病
自己免疫の異常によって膵臓のインスリン分泌細胞が破壊される疾患で、若年者に発症することが多いですが、成人発症例もあります。2型糖尿病より急速に症状が進行し、のどの渇き・多尿・体重減少・倦怠感が比較的短期間で現れます。八丁堀3丁目クリニックではCGM(持続血糖モニタリング)やインスリンポンプを用いた1型糖尿病の治療にも対応しています。必要に応じて専門医療機関と連携いたします。
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
甲状腺ホルモンが過剰に分泌される状態で、代謝が亢進し、発汗増加・のどの渇き・動悸・体重減少・手の震えなどが現れます。血液検査(TSH・FT4)と甲状腺エコーで診断可能です。
→ 甲状腺疾患の詳しい解説と八丁堀3丁目クリニックでの治療(/conditions/thyroid/)
尿崩症
抗利尿ホルモン(ADH)の分泌不足または腎臓での反応低下により、大量の薄い尿が排出される疾患です。1日10リットル以上の尿量になることもあり、強い口渇と多飲が特徴的です。まれな疾患ですが、多飲多尿が顕著な場合は鑑別が必要です。
薬剤性・生活習慣性
利尿薬の服用、カフェインの大量摂取、過度のアルコール摂取なども頻尿や口渇の原因になります。また加齢に伴う膀胱機能の変化や前立腺肥大症(男性)による頻尿もあります。
受診の目安 — いつ病院に行くべきか
以下のいずれかに該当する場合は、内科または糖尿病内科での受診をお勧めします。
- のどの渇きと頻尿が2週間以上続いている場合: 糖尿病をはじめとする代謝性疾患のスクリーニングが必要です
- 夜間の頻尿が2回以上ある場合: 夜間頻尿は睡眠の質を著しく低下させるだけでなく、糖尿病や腎機能障害のサインである可能性があります
- 体重減少を伴う場合: 食事量が変わらないのに体重が減っている場合は、インスリンの作用不足(糖尿病)や甲状腺機能亢進症が疑われます
- 健診で血糖値やHbA1cの異常を指摘されたことがある場合: 過去の指摘を放置している方は、のどの渇き・頻尿の出現時点で精密検査が特に重要です
- 家族に糖尿病の方がいる場合: 2型糖尿病には遺伝的素因があり、家族歴がある方はリスクが高くなります
のどの渇き・頻尿は何科を受診すればよいか
のどの渇きと頻尿が同時に続く場合は、内科または糖尿病内科が第一選択です。まず血液検査(血糖値・HbA1c)で糖尿病の有無を確認し、必要に応じて甲状腺機能や腎機能の検査も行います。
頻尿が主な悩みの場合は泌尿器科の受診を勧められることもありますが、のどの渇きを伴っている場合は内科での血液検査を先に受けることをお勧めします。糖尿病による頻尿は泌尿器科的な治療ではなく血糖コントロールが根本的な治療になるためです。
八丁堀3丁目クリニックでは、糖尿病内科として院内でのHbA1c迅速測定(採血後約10分で結果)に対応しており、初診当日に糖尿病の診断まで進めることが可能です。泌尿器科的な精査が必要な場合は、連携医療機関へのご紹介も行っています。
八丁堀3丁目クリニックでの診療の流れ
八丁堀3丁目クリニック(東京都中央区八丁堀3-2-5 八丁堀医療ビル2F・都営浅草線 宝町駅A4出口より徒歩3分・JR京葉線 八丁堀駅A3出口より徒歩5分)では、以下の流れでのどの渇き・頻尿の精査を行っています。
1. 初診・問診(約15分)
のどの渇きの程度(1日の水分摂取量)・頻尿の回数と時間帯・体重変動・家族歴・既往歴・健診歴をお伺いします。Web予約またはLINE予約に対応しています。
2. 血液検査・尿検査(当日実施)
空腹時血糖・HbA1c・インスリン分泌能・腎機能・甲状腺機能(TSH・FT4)等の血液検査と尿検査を行います。八丁堀3丁目クリニックではHbA1cの院内迅速測定に対応しており、採血後約10分で結果をお伝えできます。来院前に朝食を抜いていただければ、空腹時血糖とHbA1cの両方を当日に評価できます。
3. 結果説明・診断(HbA1cは当日 / その他は再診時)
HbA1cと空腹時血糖の結果から、糖尿病の診断基準を満たすかどうかをその場でお伝えします。糖尿病と診断された場合は、重症度に応じた治療方針(食事療法・運動療法・薬物療法)をご説明します。甲状腺機能の結果は3〜5営業日後にお伝えします。
4. 治療開始・継続管理
糖尿病の治療は、食事療法・運動療法を基本とし、必要に応じて内服薬や注射薬(GLP-1受容体作動薬・インスリン等)を導入します。八丁堀3丁目クリニックでは月1回の定期受診でHbA1cの推移を確認しながら、治療効果を評価しています。オフィス街の立地を活かし、昼休みや終業後の通院にも対応しています。
考えられる主な疾患
糖尿病
最も頻度の高い原因。HbA1c迅速測定で当日診断に対応しています。
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
代謝亢進による発汗増加・口渇。血液検査で診断可能です。
よくあるご質問
Q. のどの渇き・頻尿はどのくらい続いたら病院に行くべきですか?
A. のどの渇きと頻尿が2週間以上続いている場合は受診をお勧めします。特に体重減少やだるさを伴う場合は、糖尿病がすでにある程度進行している可能性があるため、早めの受診が重要です。また、健診で過去に血糖値の異常を指摘されたことがある方は、症状の持続期間に関わらず一度検査を受けることをお勧めします。
Q. のどの渇き・頻尿で何科を受診すればいいですか?
A. 内科または糖尿病内科を受診してください。のどの渇きと頻尿が同時に現れている場合、まず血液検査で糖尿病の有無を確認することが最優先です。八丁堀3丁目クリニックでは糖尿病内科としてHbA1c迅速測定に対応しており、初診当日に診断まで進めることが可能です。
Q. のどの渇き・頻尿があるときに気をつけることはありますか?
A. 以下の点に注意してください。水分は我慢しない(のどの渇きを感じているのに水分摂取を控えると、脱水のリスクがあります。水やお茶で適切に水分補給してください)、甘い飲み物を避ける(ジュース・スポーツドリンク・清涼飲料水は血糖値をさらに上昇させます。のどが渇いても糖分の入った飲料は避けてください。ペットボトル症候群の原因になります)、体重の変動を記録する(急激な体重減少は糖尿病の悪化のサインです)、飲酒を控える(アルコールは脱水を促進し、血糖値にも影響します)。
Q. のどの渇き・頻尿の検査ではどんなことをしますか?
A. 八丁堀3丁目クリニックでは、主に以下の検査を行います。血液検査(空腹時血糖・HbA1c(院内迅速測定で約10分)・インスリン分泌能・腎機能・甲状腺機能(TSH・FT4))、尿検査(尿糖・尿蛋白・尿ケトン体の評価)。
HbA1cは過去1〜2ヶ月の平均血糖値を反映する指標で、糖尿病の診断と管理に最も重要な検査項目です。八丁堀3丁目クリニックでは採血後約10分で結果をお伝えできるため、初診当日に治療方針を決定できます。
Q. のどの渇き・頻尿の背景にある可能性がある病気は何ですか?
A. 最も多いのは糖尿病(2型糖尿病)です。その他、1型糖尿病・甲状腺機能亢進症(バセドウ病)・尿崩症などが原因となることがあります。また、加齢や前立腺肥大症による頻尿、薬剤(利尿薬等)の影響も考えられます。
のどの渇きと頻尿が同時に出ている場合は、糖尿病の可能性が特に高いため、血液検査による評価を優先してください。
Q. のどの渇き・頻尿はオンライン診療で相談できますか?
A. 初回の検査は対面での受診が必要です。糖尿病の診断には血液検査(血糖値・HbA1c)が必要であり、八丁堀3丁目クリニックでの採血が不可欠です。ただし、糖尿病と診断されて治療を開始した後の継続管理(月次のHbA1c確認・処方の調整・生活習慣の相談等)については、オンライン診療にも対応しています。出張の多い方や定期的な通院が難しい方にもご利用いただいています。
参考文献
- 日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン 2024」, 2024
- 日本糖尿病学会「糖尿病治療ガイド 2024-2025」, 2024
- 厚生労働省「e-ヘルスネット「糖尿病」」
- 日本甲状腺学会「バセドウ病治療ガイドライン 2019」, 2019