疾患

貧血 — 働く世代の女性に多い鉄欠乏性貧血を、原因鑑別から鉄剤治療・点滴まで

貧血は赤血球やヘモグロビンが減少し、疲れやすさ・動悸・息切れ・めまいなどを引き起こす状態です。中央区八丁堀の八丁堀3丁目クリニックでは、血液検査で原因を鑑別し、鉄欠乏性貧血の鉄剤治療から専門医療機関への連携まで一貫対応。宝町駅A2出口徒歩2分。Web予約・オンライン診療対応。

監修: 石田 和也(院長)公開日: 最終更新日:

貧血の原因と鑑別 — 鉄欠乏性貧血が最多

特に注意したいケース:中年以降の男性・閉経後女性の鉄欠乏

月経や妊娠といった「鉄を失う明確な理由」がない男性、または閉経後の女性で鉄欠乏性貧血が見つかった場合、消化管出血など他の原因を慎重に探す必要があります。胃カメラ・大腸カメラなどによる消化管の精査が推奨されることがあり、八丁堀3丁目クリニックでは必要に応じて専門医療機関へご紹介します。

その他の貧血の鑑別

鉄欠乏性貧血以外の貧血が疑われる場合は、血液内科などの専門医療機関へご紹介します。八丁堀3丁目クリニックは、聖路加国際病院・虎の門病院・東京慈恵会医科大学附属病院などへの紹介が可能で、患者さんの居住地・希望に応じた医療機関選択を一緒に考えます。

検査の進め方 — 血算 + 鑑別検査

貧血の評価は、血液検査が中心となります。八丁堀3丁目クリニックでは、貧血の鑑別に必要な血液検査を院内で実施できます。

治療 — 鉄剤治療と原因の根本対応

鉄剤の副作用と対策

経口鉄剤の代表的な副作用は、消化器症状(吐き気・胃部不快感・便秘・下痢)です。食後に服用する・服用回数を減らす・別の鉄剤に変更するなどの工夫で軽減できることがあります。

それでも経口鉄剤の継続が困難な場合(消化器症状が強い・消化管疾患で吸収が見込めない等)は、鉄剤の点滴(静脈内投与)による治療も選択可能です。八丁堀3丁目クリニックでは、診察により経口剤と点滴のいずれが適切かを判断したうえで治療方針をご提案します。

鉄欠乏の原因への対応

鉄剤治療と並行して、鉄欠乏の原因に対する対応を進めます。月経過多が原因の場合は婦人科への受診をおすすめしています。消化管出血が疑われる場合は、聖路加国際病院・虎の門病院など連携可能な医療機関へご紹介します。食事性の鉄不足の場合は、鉄を多く含む食材の選び方や吸収を高める工夫を医師が直接指導します。

専門医療機関への紹介が必要なケース

紹介先は患者さんの居住地・希望を踏まえて、聖路加国際病院・虎の門病院・東京慈恵会医科大学附属病院などから選択します。

  • 鉄剤治療を行っても改善しない貧血
  • 複数の血球系統に異常がある(白血球減少・血小板減少を伴う)
  • 巨赤芽球性貧血で原因が明らかでない
  • 溶血性貧血・再生不良性貧血が疑われる

八丁堀3丁目クリニックでの診療

担当医師

石田和也院長は、内科専門医・公衆衛生学修士(MPH)・高血圧マスタークラス修了の資格を有し、東京女子医科大学病院 高血圧・内分泌内科およびJCHO東京山手メディカルセンター 糖尿病・内分泌内科での臨床経験を踏まえ、貧血を含む内科疾患全般の診療を担当します。

神野晃介副院長は、内科専門医・糖尿病専門医・内分泌代謝科専門医の3つの認定資格を有し、糖尿病・腎機能低下に伴う貧血や、慢性疾患による貧血の評価・治療において連携します。

八丁堀3丁目クリニックで実施可能な治療

経口鉄剤での治療を基本としつつ、消化器症状で内服が続けられない方や、消化管疾患で経口吸収が見込めない方には、鉄剤の点滴による治療を選択することができます。

  • 経口鉄剤の処方: 鉄欠乏性貧血の標準治療
  • 鉄剤の点滴(静脈内投与): 経口鉄剤の継続が困難な方への選択肢として実施可能
  • 食事指導: 鉄を多く含む食材の選び方・吸収を高める工夫を医師が直接指導

オンライン診療での貧血管理

八丁堀3丁目クリニックではオンライン診療にも対応しており、貧血の継続管理にも活用できます。鉄剤服用中の症状確認・処方継続・副作用の相談・食事指導のフォローが可能です。ただし、初診時の血液検査・身体診察、原因鑑別のための精査などはオンラインでは実施できないため、対面受診と組み合わせた運用が基本です。

八丁堀3丁目クリニックでの貧血診療の特色

貧血は「鉄分不足」と思われがちですが、実際には消化管出血・婦人科疾患・腎機能低下・甲状腺疾患・骨髄異常など、多彩な原因が隠れていることがあります。八丁堀3丁目クリニックでは、内科専門医の石田院長を中心に、内科・糖尿病・内分泌代謝科の3資格を持つ神野副院長による診療体制で、貧血の原因鑑別を重視した診療を行っています。働く世代の女性に多い鉄欠乏性貧血の鉄剤治療から、高齢の方に多い慢性疾患に伴う貧血の評価まで、幅広く対応します。原因の特定に内視鏡検査や血液内科的精査が必要な場合は、聖路加国際病院や東京慈恵会医科大学附属病院との連携でスムーズにご紹介します。

主担当医・石田院長より

貧血の診療で特に注意しているのは、「単に鉄剤を処方して終わり」にしないことです。鉄欠乏性貧血の背景には、月経過多・消化管出血・吸収障害など、対応すべき原因疾患が隠れていることがあります。一方、高齢の方の貧血では、慢性炎症や腎性貧血など全く異なるアプローチが必要です。「健診で貧血と言われたが特に症状もない」という方も、原因を一度しっかり調べることをおすすめします。八丁堀3丁目クリニックでは血液検査の結果から原因を絞り込み、必要な追加検査や専門医療機関への紹介まで丁寧に対応していきます。

よくあるご質問

Q. ヘモグロビン値は正常なのに、疲労感や抜け毛が続いています。これは貧血ですか?

A. ヘモグロビン値が正常でも、体内の鉄貯蔵量(フェリチン)が低下している「潜在性鉄欠乏」の可能性があります。これは健診の通常検査では見逃されることが多く、フェリチンを含めた血液検査で初めて分かります。疲労感・抜け毛・動悸・冷えなどが続く女性では、フェリチン測定をおすすめします。

Q. 月経量が多く、毎月貧血になっている気がします。婦人科にも行くべきですか?

A. 月経過多が原因の鉄欠乏性貧血では、月経過多自体への婦人科的な評価・治療が貧血改善の根本となります。子宮筋腫・子宮腺筋症・機能性出血など、婦人科疾患が背景にあることが多くあります。八丁堀3丁目クリニックで貧血の鉄剤治療を行いつつ、近隣の婦人科への受診もあわせておすすめしています。

Q. 貧血の原因が分からない場合はどうなりますか?

A. 鉄欠乏性貧血以外の貧血が疑われる場合や、原因がはっきりしない場合は、血液内科のある専門医療機関へご紹介します。聖路加国際病院・虎の門病院・東京慈恵会医科大学附属病院など、患者さんの居住地や希望に応じた医療機関を選択します。

Q. オンライン診療で貧血の相談はできますか?

A. はい。鉄剤服用中の症状確認・処方継続・副作用の相談などはオンライン診療で対応可能です。ただし、初診時の血液検査・身体診察、原因鑑別のための精査などはオンラインでは実施できないため、対面受診と組み合わせた運用が基本です。

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参考文献

  1. 日本鉄バイオサイエンス学会「鉄剤の適正使用による貧血治療指針」 [Link]
  2. 日本血液学会「血液専門医テキスト」 [Link]
  3. 厚生労働省「e-ヘルスネット「貧血」」 [Link]