症状
健康診断の再検査 — 考えられる原因・受診の目安・何科を受診すべきか
健康診断で「要再検査」「要精密検査」と指摘された場合、高血圧・糖尿病・脂質異常症・肝機能障害・腎機能障害・貧血・甲状腺疾患などが背景にある可能性があります。判定記号の意味は健診機関によって異なるため、結果票に書かれた文言と受診時期の指示を優先してください。八丁堀3丁目クリニックでは、結果票を確認して必要な院内検査や提携先での検査をご案内します。
早急な受診が必要なケース
結果票に受診時期の指示があっても、次のような症状や著しい高値がある場合は、その時期を待たずに対応してください:
- 血圧が180/120 mmHg以上だった — 胸痛・呼吸困難・麻痺やろれつの回りにくさ・視覚異常・強い頭痛などを伴う場合は、直ちに119番へ連絡し、救急車を要請してください。症状がない場合は、運動直後や緊張などで一時的に上がることもあるため、まず安静にして測り直し、高値が続く場合は早めに医療機関へ相談してください
- 血糖値やHbA1cが著しく高値だった — 自覚症状が乏しいこともあるため、症状がなくても放置せず、早めに医療機関へ相談してください。のどの渇き・体重減少・強い倦怠感がある場合は早急に受診してください。特に血糖値が著しく高く、意識がもうろうとする場合は直ちに119番へ連絡し、救急車を要請してください。嘔吐を繰り返す・呼吸が苦しいなどの症状がある場合も、直ちに救急受診してください
- 強いだるさ・急激な体重減少・持続する微熱を伴う — 血液疾患や悪性腫瘍など、精密検査が必要な疾患の可能性があるため、早めに受診してください
緊急性は数値だけでなく、測定時の状況や症状によって異なります。判断に迷う場合は、早めに医療機関へ相談してください。
こんな指摘を受けていませんか?
健康診断の結果通知書で以下のような指摘を受けた方は、再検査・精密検査の対象です。「要再検査」「要精密検査」「要医療」のいずれであっても、放置せずに内科を受診してください。
- 血圧が高いと指摘された(収縮期140 mmHg以上 / 拡張期90 mmHg以上)
- 血糖値が高い、またはHbA1cが高いと指摘された
- コレステロール値(LDL・HDL)や中性脂肪(空腹時150以上 / 随時175以上)が異常と指摘された
- 肝機能(AST・ALT・γ-GTP)が高いと指摘された
- 腎機能(クレアチニン・eGFR)に異常があると指摘された
- 尿酸値が高いと指摘された
- 貧血(ヘモグロビン低値)と指摘された
- 尿検査で尿蛋白・尿糖・尿潜血が陽性と指摘された
- 心電図に異常があると指摘された
- 甲状腺に関する指摘を受けた
考えられる原因・疾患
健康診断の異常値は、生活習慣病をはじめとする慢性疾患の早期発見の手がかりです。以下に、健診で指摘されやすい主な疾患をご紹介します。
高血圧
血圧が140/90 mmHg以上の場合に指摘されます。自覚症状がほとんどないため健診で初めて発見されることが多い疾患です。放置すると動脈硬化が進行し、脳卒中・心筋梗塞・腎障害のリスクが高まります。八丁堀3丁目クリニックでは家庭血圧測定の指導と動脈硬化検査(ABI/CAVI)に対応しています。
糖尿病
空腹時血糖126 mg/dL以上、またはHbA1c 6.5%以上は「糖尿病型」に該当します。ただし、HbA1cだけで一律に糖尿病と診断するものではありません。血糖値、症状、過去の検査結果などを合わせて医師が判断し、別の日の再検査や追加検査が必要になる場合があります。八丁堀3丁目クリニックでは血糖値とHbA1cを院内で測定し、約10分を目安に結果をご説明します。
脂質異常症
LDLコレステロール140 mg/dL以上、HDLコレステロール40 mg/dL未満、中性脂肪 空腹時150 mg/dL以上(随時採血の場合は175 mg/dL以上)のいずれかで指摘されます。自覚症状はありませんが、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞・脳梗塞のリスクを高めます。
高尿酸血症(痛風)
尿酸値7.0 mg/dL以上で指摘されます。放置すると痛風発作(足の親指の付け根などの激痛)を起こすほか、腎障害のリスクもあります。食事療法と必要に応じた内服治療で管理します。
甲状腺疾患
TSH・FT4は甲状腺機能の評価に用います。バセドウ病や橋本病の確定には、抗体検査やエコーなどを追加する場合があります。だるさ・動悸・体重変動・むくみなどの症状がある場合は特に注意が必要です。八丁堀3丁目クリニックでは甲状腺の血液検査(TSH・FT4)の採血に対応しており、エコー検査が必要な場合は基本的に提携先で実施し、結果は八丁堀3丁目クリニックでご説明します。
肝機能障害・腎機能障害
AST・ALT・γ-GTPの上昇は脂肪肝・アルコール性肝障害・ウイルス性肝炎などを示唆します。クレアチニン上昇・eGFR低下は慢性腎臓病(CKD)の可能性があります。いずれも精密検査と生活習慣の見直しが重要です。
受診の目安 — いつ病院に行くべきか
A〜Fなどの判定記号の意味は健診機関によって異なります。記号だけで緊急度を判断せず、結果票に書かれた「要再検査」「要精密検査」「要医療」などの文言と、健診機関から指定された受診時期を優先してください。
- 「要医療」「要治療」「要精密検査」と記載されている場合: 結果票の指示に従って受診を手配してください。症状や著しい高値がある場合は、指定された時期を待たずにご相談ください
- 「要再検査」と記載されている場合: 結果票に指定された時期に再検査を受けてください。時期の記載がない、または判断に迷う場合は早めにご相談ください
- 「要経過観察」と記載されている場合: 結果票に記載された間隔で経過を確認してください。以前より数値が悪化している場合や症状がある場合は、次回健診を待たずにご相談ください
健康診断の再検査は何科を受診すればよいか
健康診断で指摘される血圧・血糖・コレステロール・肝機能・腎機能・尿酸値・貧血・甲状腺などの多くは、まず内科で相談できます。
「糖尿病内科」「循環器内科」など専門科を探す必要はあるかとご質問をいただくことがありますが、まずは一般内科で全体を評価してから、必要に応じて専門科へご紹介する流れが効率的です。
八丁堀3丁目クリニックでは、内科・糖尿病内科として健診結果の精査に幅広く対応しています。血液検査・尿検査・心電図・動脈硬化検査(ABI/CAVI)など、再検査に必要な検査の多くを院内で実施できます。甲状腺・腹部エコー検査が必要な場合は、基本的に提携先と連携して対応しています。
八丁堀3丁目クリニックでの再検査の流れ
八丁堀3丁目クリニック(東京都中央区八丁堀3-2-5 八丁堀医療ビル2F・都営浅草線 宝町駅A2出口より徒歩2分・JR京葉線 八丁堀駅A3出口より徒歩5分)では、以下の流れで健診結果の精密検査を行っています。オフィス街の立地を活かし、平日午前・昼休み・終業後の受診にも対応しています。
1. 初診・健診結果の確認
健診結果の通知書(原本またはコピー)をお持ちください。異常値の内容を確認し、追加で必要な検査をご説明します。Web予約では結果票の写真を添付できます。予約時は「一般内科」または、HbA1c・血糖値の指摘がある方は「糖尿病内科」をお選びください。
2. 必要な検査
指摘された項目に応じて検査を組み合わせます。院内検査の多くは初診当日に実施できますが、検査ごとに結果が出る時期は異なります。
- 血糖値・HbA1c(院内で測定し、約10分を目安に結果説明)
- その他の血液検査(採血は当日可能、結果は通常3〜5営業日)
- 尿検査(尿蛋白・尿糖・尿潜血の定量評価)
- 心電図検査
- 胸部X線検査
- 動脈硬化検査(ABI/CAVI)
- ホルター心電図(当日に装着を開始できることが多く、結果説明まで約2週間かかる場合があります)
- 甲状腺・腹部エコー検査(基本的に提携先で実施し、結果は八丁堀3丁目クリニックでご説明)
3. 結果説明・治療方針のご相談
血糖値とHbA1cは約10分、その他の血液検査は通常3〜5営業日を目安に結果をご説明します。ホルター心電図は、結果説明まで約2週間かかる場合があります。検査結果を踏まえて、生活習慣の見直し、内服治療、専門医療機関へのご紹介など、必要な方針をご相談します。
4. 継続フォロー
治療を開始した後は、病状に応じて定期的な検査と診察を行います。検査が必要な場合は対面受診をご案内しますが、相談内容によってはオンライン初診が可能な場合もあり、安定後の継続管理にもオンライン診療を利用できます。
八丁堀3丁目クリニックは東京駅から2駅で、日本橋エリアからも徒歩圏内にあります。職場の近くで健診後の相談や再検査を受けたい方にもご利用いただけます。
よくあるご質問
Q. 健康診断の再検査はどのくらいの期間内に受けるべきですか?
A. 判定記号の意味や受診時期は健診機関によって異なるため、結果票に書かれた文言と指示を優先してください。症状や著しい高値がある場合は指定された時期を待たず、時期の記載がない場合や判断に迷う場合は早めにご相談ください。
Q. 健康診断の再検査は何科を受診すればいいですか?
A. 血圧・血糖・コレステロール・肝機能・腎機能・尿酸・貧血・甲状腺などは、まず内科で相談できます。八丁堀3丁目クリニックでは、内科・糖尿病内科として健診結果を確認し、必要な院内検査や提携先・専門医療機関での検査をご案内します。
Q. 健康診断の再検査を受けないとどうなりますか?
A. 再検査を受けずに放置した場合、背景にある疾患が未治療のまま進行するリスクがあります。例えば高血圧は自覚症状がほとんどないまま動脈硬化を進行させ、数年後に脳卒中や心筋梗塞を引き起こす可能性があります。糖尿病も同様に、初期には症状がなくても放置すると網膜症(視力低下)・腎症(透析)・神経障害(足の壊疽)などの重大な合併症につながります。健診は早期発見の貴重な機会ですので、指摘を受けたら必ず受診してください。
Q. 健康診断の再検査ではどんなことをしますか?
A. 指摘された項目に応じて、血液検査、尿検査、心電図、胸部X線、動脈硬化検査(ABI/CAVI)、ホルター心電図などを組み合わせます。甲状腺・腹部エコーが必要な場合は、基本的に提携先で実施し、結果は八丁堀3丁目クリニックでご説明します。
血糖値とHbA1cは院内で測定し約10分、その他の血液検査は通常3〜5営業日を目安に結果をご説明します。ホルター心電図は、結果説明まで約2週間かかる場合があります。
Q. 健康診断の再検査で見つかる可能性がある病気は何ですか?
A. 高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症、甲状腺疾患、肝機能障害、慢性腎臓病、貧血などが見つかる可能性があります。健診値だけで確定診断できるとは限らないため、症状、過去の検査結果、再検査や追加検査を合わせて判断します。
Q. 健康診断の再検査はオンライン診療で受けられますか?
A. 健診後の相談は内容によってオンライン初診が可能な場合があります。ただし、血液検査・尿検査・心電図などが必要な場合は対面受診をご案内します。検査結果の説明や治療開始後の継続フォローにも、病状に応じてオンライン診療を利用できます。
参考文献
- 日本高血圧学会「高血圧管理・治療ガイドライン 2025」, 2025 [Link]
- 日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン 2024」, 2024
- 日本動脈硬化学会「動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2022年版」, 2022
- 厚生労働省「標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)」